櫻坂46のコンセプト・代表曲・楽曲一覧

櫻坂46のコンセプト、代表曲、全楽曲一覧をまとめています。櫻坂46の全楽曲数は、78曲です。
最新シングルは、10thシングル「I want tomorrow to come」です。
櫻坂46のシングル・アルバム一覧はこちら、作曲家一覧はこちら、MV監督一覧はこちら

コンセプト

櫻坂46のコンセプトは「凛とした美しさ」です。
楽曲は、悩みや反骨心、複雑な心情から、前向きな気持ちへと向かっていく内容のものが多いです。反骨っぽさが残りつつも、明るい前向きさを表現した歌詞やダンスは、欅坂46からの流れを継承しつつ、櫻坂46としての新しい表現に進んでいるのだと感じます。

シニカルな笑顔、痛快な笑顔、楽しそうな笑顔、穏やかな笑顔と、笑顔の表現の幅が大きいグループで、そこが魅力の一つだと思います。

衣装はモノトーンやツートンカラーのモダンなドレスが多いです。スラっとしたシルエットのドレスは、櫻坂46のダンスが表現する力強さと美しさを引き立てるものとなっています。

代表曲

櫻坂46の代表曲は、「BAN」、「流れ弾」、「五月雨よ」です。
「BAN」と「流れ弾」は反骨味のある痛快な楽曲で、「五月雨よ」は天気のように揺れ動く恋心を描いた穏やかで明るい楽曲です。

BAN
(センター:森田ひかる、作曲:A-NOTE、S-TONE)

「BAN」は、2ndシングルの表題曲です。テーマは「諦めない意志」でしょう。
曲名の「BAN」は、英語で「禁止、追放」という意味です。ネットスラングの「アカBAN」だと、アカウントを停止され、そのサービスを利用できなくなるということです。突然アカウントが使えなくなり、弁明や反省は聞いてもらえず、アカウントを復活してもらえることはないという厳しい対応になります。

この楽曲は、自分だけ取り残された危機感や緊張感を「BAN」という言葉で表現しています。アップテンポの疾走感のある曲調で、焦燥感や反発心から諦めない意志へと変わっていく前向きな楽曲だと思います。サビの「BANされても 禁止されても」というフレーズが、音が弾けていてスカッとする感じが好きです。

MVは、円形の印象的な建築(淡路夢舞台)の中庭や野外劇場、広場といった舞台性のある場でのダンスパフォーマンスで構成されています。アップテンポの曲に合わせたエネルギッシュな高速ダンスが見どころでしょう。目で追えないくらいの速い動きで圧巻ですね。キレの良いダンス、痛快な表情、反抗的な歌詞が合わさって、スカッとした気持ちになる作品だと思います。

MVでの衣装は、白&黒の衣装と、白&パステルカラーの衣装の2パターンあります。どちらもスマートなシルエットがカッコいいですね。1番とCメロ、ラスサビ前半では白黒、2番とラスサビ後半ではパステルカラーの衣装になっています。2パターンの衣装は、「反抗的で後向きな気持ち「と「未来に対する前向きな気持ち」を表していて、2つの気持ちの交錯が表現されているように感じます。

流れ弾
(センター:田村保乃、作曲:デレク・ターナー)

「流れ弾」は、3rdシングルの表題曲です。テーマは「人を信じる勇気」でしょう。
流れ弾とは目標からそれて飛んでくる弾丸のことです。SNSで批判のターゲットにされる炎上を「流れ弾」という言葉で表しています。炎上はスナイパーによって狙いを定められているのではなく、流れ弾が飛び交っている不毛な状態だという訳です。軽いノリと疑心暗鬼が渦巻き、自分が弾を打つ側にも打たれる側にもなる混沌とした世界が歌詞で表現されています。これを終わらせるのは「人を信じる勇気」だ、というメッセージが込められた楽曲だと思います。

MVは強烈なコンテンポラリーダンス全開となっています。アイドルのパフォーマンスの中で、一番弾けていると言っていいのではないでしょうか?クセもネガティブさもある歌詞、曲調、ダンスですが、パフォーマンスに見られる痛快な笑顔が印象的で、暗いままでは終わらない櫻坂46の表現のポリシーを感じます。

衣装は鮮烈な真紅のドレスです。正統派のドレスですが、歌詞やダンスの強烈さをより際立たせるインパクトがあると思います。