日向坂46のコンセプト・代表曲・楽曲一覧

日向坂46のコンセプト、代表曲、全楽曲一覧をまとめています。日向坂46の全楽曲数は、88曲です。
最新シングルは、11thシングル「君はハニーデュー」です。
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コンセプト

日向坂46のコンセプトは「ハッピーオーラ」です。
はつらつとした青春ソングや聴く人を元気づける励ましソングが多いです。ダンスは活発さや軽やかさがあり、可愛らしさだけでなく女子のカッコよさも見られるのが魅力です。サビの場面に個性的なステップが入っているのも特徴です。衣装は正統派で可愛らしいものが多いです。

代表曲

日向坂46の代表曲は、「キュン」、「君しか勝たん」、「ってか」です。

キュン
(センター:小坂菜緒、作曲:野村陽一郎)

「キュン」は、1stシングルの表題曲です。テーマは「青春の初恋」でしょう。
はつらつとしたテンポの良い曲調の楽曲で、爽やかで浮き立つような初恋ソングです。曲の入りの「キュンキュンキュン」というフレーズがとてもキャッチーで、一度聞いただけで印象に残る楽曲だと思います。MVのパフォーマンスはただ可愛らしいだけではなく、カッコよさを感じるシーンもあり、テンプレでない魅力的な女性像を感じます。

このデビュー曲の印象が、日向坂46の方向性を決定づけたといってもいいでしょう。

君しか勝たん
(センター:加藤史帆、作曲:デレク・ターナー)

「君しか勝たん」は、5thシングルの表題曲です。テーマは「君が一番という気持ち」でしょう。
「○○しか勝たん」は、若者言葉で「○○が絶対に一番」という意味です。

歌詞の主人公は、今まで何度も恋をしてきて未練なく別れてきた人のようです。しかし、今回の恋人は、別れても友達の関係に戻れる気がしなくて、この人が自分にとって一番の人だったんだと別れ際になって気づくという内容となっています。
歌詞の中にSunday、Mondayなどの曜日の英単語が入ったフレーズがありますが、「キュン」にも同様の表現があるので、もしかすると「君しか勝たん」は「キュン」の続きなのかもしれません。初恋の歌詞から別れ際の歌詞に続いているとしたら、ちょっと複雑ですが、時間の経過したリアルな展開なのかもしれません。「君しか勝たん」の続きの楽曲も登場するかもしれませんね。

曲調は明るく軽快なメロディーとなっています。歌詞の悲しい内容と不釣り合いなような気もしますが、この歌詞の先は暗い未来ではないということなのかもしれません。
MVは、トリック映像を取り入れたユニークで見ていて楽しいものとなっています。若者の間でTiktokのトリック動画が流行っていたので、それを反映したものなのかもしれません。
若者のトレンドを取り入れていくのも、日向坂46の特徴だと思います。

ってか
(センター:金村美玖、作曲:浦島健太、加藤優希)

「ってか」は、6thシングルの表題曲です。テーマは「内面の自信」でしょう。
曲名の「ってか」は、若者言葉で「というか」と同じ意味です。今の30代が10代だった頃からあるので、すっかり定着した若者言葉ですね。「というか」の意味のまま使うこともあれば、意見を強調する時に使ったり、話題を変える時に「そういえば」の意味で使うなど、若者言葉らしい曖昧で便利な言葉です。歌詞では、各サビの終わりとアウトロで、この言葉が出てきます。

「可愛いから好きになったなんて 全然ピンとこないのよ」という頭サビのフレーズから歌詞が始まります。曲の冒頭からいきなり何言ってくれるんだ、とちょっとびっくりしますよね。相手から可愛いから好きになったと言われ、不満に思っているようです。ってか嬉しくない、内面を見てほしいと続いています。
1番の歌詞だけ見ると、自分の内面に自信がある強気な人のように見えます。内面に自信があるから、内面を見てと言っているのかなと。また、最近はルッキズムに反発する流れがあるので、それを反映しているようにも見えます。しかし、2サビの最後で、「いつも不安げな自分が嫌い」と内心を吐露します。Cメロでも、「自信ない私」と続きます。自分に自信がないからこそ、内面を認める言葉がほしいということだったんですね。確かに、内面を褒められると、個性を認められたようで自信がつきますよね。人物像の裏切りが面白い歌詞だと思います。1番~2Bメロ間で、人物像のミスリードがあるのは、表面的には強がっていることの表現でもあるでしょう。曲調も明るいので、明るい性格に見える人なのかもしれません。態度と本心のギャップが可愛らしなと感じます。

日向坂46の楽曲でよく見られる、頭サビ+王道パターンの曲構成となっています。頭サビの曲は、曲の入りから勢いが出るので、元気ソングにぴったりだと思います。アウトロも日向坂46の楽曲らしく、歌詞ありです。曲名の「ってか」が、リズムと言葉遊びに使われていて楽しいですね。

MVは、バトル漫画のような世界観で、メンバーが力を合わせてファンシーなモンスターに挑むストーリーとなっています。バトル漫画の実写版のような映像で、見ていてワクワクしますね。振付の中に、バトルシーンのような決めポーズや、術をかけるような動作が散りばめられていて、世界観を引き立てます。

「ってか」の歌詞は、強気な態度と自信のない内面のギャップが印象的ですね。「内面の自信」は、内面を見てくれる人がいて初めて育まれるものでしょう。曲調が明るく、MVのパフォーマンスも爽快で、日向坂46らしい元気の出る楽曲だと思います。